妻と青木の身長差はあまりない・・・
抱き締め合う2人の頬と頬は密着する様になっていた。
妻の優しさだろう・・・
そしてお互いの耳元で囁き始めた。
「舞さんのほっぺ温かいな〜」「向うに行ったら彼女作るんだょ・・・」「うん・・・頑張ってみるょ・・・舞さんとも何時かは卒業しなくちゃいけないしね・・・」「そうだょ・・・解ってるじゃない・・・」「だからこうして会えるのも最後かなって思って・・・」「それは健ちゃんが決めていいからね・・・」青木は私が思っていた以上に腹を括っていた。
青木は妻の肩口で泣き出した・・・
妻も青木につられ泣き始めた。
恋人通しの別れの時の様なシーン・・・
私も切なさを感じてはいたが、嫉妬も押し寄せた。
暫く抱き締め合い涙を流した2人は、落ち着きを取り戻した。
「舞さん、最後にまた撮ってもいぃ???」「いいょ・・・そうだろうと思ってたから・・・ふふっ」「青木・・・写真だと何時もと同じだから、ビデオで舞の思い出を撮れば・・・その方が向うに行って見ても励みになるんじゃないかな・・・」「えっ・・・はぃ・・・確かにそうですね・・・いいですか???」「・・・いいょ・・・どっちでも同じだしね・・・」私は青木に8mmビデオを渡し、2人に全てを任せる事にした。
そしてビデオ撮影は始まった。
戸惑いを見せる妻・・・
何をどうしていいのか解らない青木・・・
そして妻が切り出した。
「健ちゃん・・・向うに行っても頑張ってね・・・いつでも連絡していいからね・・・」ビデオレターみたいな始まりであった。
毎回、ブログを楽しみに拝見させてもらっています^^
またお邪魔させてもらいますね!